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作成日:2020/07/27

FOOD

【健康管理トレーナー監修】人工甘味料は太って危険?ゼロカロリーの罠とインスリン・血糖値との関係

ダイエット中の方はもちろんのこと、体型が少しでも気になる方なら、ついつい手に取ってしまいやすいのが「ゼロカロリー」「カロリーオフ」というコピーが目立つ食料品。

カロリー

ダイエットコーラのような清涼飲料水やダイエット食品に「人工甘味料」が使われていれば、甘さを損なうことなく、カロリーを気にせずに好きなモノを好きなだけ食べられる――そんな魅力的な点だけが強調されがちですが、反面、数年前から「人工甘味料を摂取していると太りやすくなる」とも言われています。

ですが、なぜ砂糖よりもカロリーを抑えられる人工甘味料が、太ることと繋がるのか、疑問に思われるのではないでしょうか。

そこでここでは、人工甘味料とはどのような働きをする食品添加物なのか触れた上で、摂取すると太るのかどうか、また副作用の有無についてご説明します。

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人工甘味料とは

人工甘味料とは、化学的に人が生み出した(=人工)甘味のある化合物の総称です。人工甘味料は、さらに大きく「合成甘味料」「糖アルコール」の2種類に分けることができます。以下にこれらの特徴を挙げます。

・合成甘味料:自然界に存在しない甘味物質を人工的に生み出した化合物
・糖アルコール:自然界に存在する甘味物質を人工的に生み出した化合物

【合成甘味料】

合成甘味料の特徴は、砂糖の主成分である「ショ糖」と比較して格段に甘みが強いという点。

しかし砂糖とは異なり、ほぼ消化吸収されないために「カロリーゼロ」(100gまたは100mL当たり5kcal未満の「ほぼゼロ」の場合も、「カロリーゼロ」と表記可)と表記されるのです。

消化吸収されないということは、血糖値が上がることもないため、糖尿病などの糖質コントロールが必要な疾患治療の際にも、使用されています。

■代表例:アスパルテーム、サッカリン、スクラロース、アセスルファムカリウム、ネオテーム

【糖アルコール】

糖アルコールの特徴は、元々自然界に存在する甘味物質の人工版のため、ショ糖と比較し甘味はほぼ同じかそれ以下、という点。ではなぜ使用するかと言えば、「虫歯を抑制する」作用があるからなのです。

基本的には副作用はないとされていますが、摂取し過ぎるとお腹が緩くなる(食物繊維として体内で処理されやすいため)ことがあると言われています。合成甘味料と同様、糖尿病などの糖質コントロールが必要な疾患治療の際にも、使用されています。

※注意点:「ゼロカロリー」ではなく「低カロリー」の特質を持つ

人工甘味料 
■代表例:グリセリン、エリスリトール、ラクチトール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール

人工甘味料は太る?

合成甘味料、糖アルコールどちらの人工甘味料とも、通常の砂糖と比較してカロリーが低く、ダイエットに効果があるように思われます。

では、なぜ人工甘味料を摂取していると太りやすくなると言われているのでしょうか。

【原因1:血糖値】

人工甘味料を摂取すると、インスリン分泌が促進されるという報告があります。

インスリンとは、糖分を摂取し血中のブドウ糖(=血糖)が増えた時に膵臓から分泌されるホルモンのこと。インスリンが分泌されることで、ブドウ糖はエネルギーとして全身で活用されるのです。

また、インスリンは血糖値のコントロールにも関わっています。インスリンが正常量で機能している場合、ブドウ糖は各細胞に必要分を取り入れることができる、という仕組みです。

ですが、インスリン量が増大してしまうとインスリンの脂肪合成機能までも促進されるため、脂肪が増えて太ってしまいます。

そのため、人工甘味料摂取によってインスリン分泌が促進されると、結果的に脂肪が増えてしまう、という構図が見えてくるのです。

反対に「人工甘味料を摂取しても血糖値は上昇しない」という報告もあります。しかし、このケースであっても、やはり人工甘味料を摂取することで太りやすくなる、という見解がなされているのです。

というのも、味覚として甘味を感知しているにもかかわらず、血糖値が上昇しないために、脳が混乱を起こして摂食行動が促進され(つまり食欲がさらに増し)、太りやすくなる悪循環に陥るため。

血糖値の上昇に関してはどちらの見解も混在しており、今後の研究結果が待たれますが、結果的には「太りやすくなる」可能性が示唆されています。

【原因2:味覚障害】

人工甘味料を摂取し続けると、舌にある甘味の感覚が鈍ってしまい、より甘さを求めてしまうリスクがあると言われています。

さらには、甘味は腸管にまでも刺激を与えるため、腸から分泌されるホルモンがインスリン分泌を促進するなどの影響があります。

【原因3:中毒性】

人工甘味料は依存性が高く、摂取し続けるほどに欲しやすくなると言われています。なぜなら、甘味を感じるとドーパミンが放出され、多幸感を持つことができるからです。

そのため、人工甘味料の摂取から抜け出せなくなり、より甘味を求めてしまうことになり、結果的に「太りやすくなる」可能性があるのです。

安易に人工甘味料を選ばない

一概に「すべての人工甘味料が『悪』であり、絶対に摂取してはいけない」とは言えません。実際、適正な人工甘味料を適正量摂取する方法は、糖尿病治療などで採用されています。

人工甘味料

ですが、やはり長期的に多量に摂取することで、太るだけではなく健康リスクの懸念も否定できないのが現状です。

そのため、人工甘味料の食料品を「カロリーオフだから」という理由で無作為に選ぶのではなく、どのような人工甘味料が使用されているのか、安易に食べすぎていないだろうか、という事を、栄養バランスの観点から注意されることをおすすめします。

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相場 美香

この記事を書いた人トレーナー 相場 美香

京都パーソナルジムRACINE(ラシーヌ)のパーソナルトレーナー。健康管理能力検定2級取得。体質に合った、リバウンドしにくくなる食事指導を行っている。

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